(=゚ω゚)ノ 中学生の自分としては、猛烈に「中学デビュー」を望むっす!!
お子さんに押し切られる形で、仕方なくスマホデビューをさせてしまう保護者の方も多いかと思います。
そして実際に多いのも「中学デビュー」するお子さん。
今は高校生になってからだと、少し出遅れてしまう感があるんですね。
スマホを持つお子さんの低年齢化も進み、小学校高学年あたりから持たせるご家庭も増えてきています。
また、総務省の「青少年へのフィルタリング導入」の義務化も強化。
これを受け、大手キャリア(docomoやau、Softbank)のスマホではフィルタリングなど管理機能もさらに安全に設定できるようになってきました。
(※ フィルタリング機能: 有害サイトへのアクセスを制限してくれる機能)
……なのですが、これだけで安心していてはダメ。
スマホにはお子さんにとって脅威となるような危険がたくさんあるんです。
でも、スマホを買ってもらったお子さんは、
(((o(*゚▽゚*)o))) キターーー!! スマホ、キターーー!!!
能天気に何も気にせず使い倒してしまい、
Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン ……トラブル発生……
スマホやネットのリスクからお子さんを守れるのはご両親だけなんです!(学校からの指導なんかもありますが)
── ということで、
「お子さんを守れ!! 安全にスマホを使わせるには?」
についてのご紹介です。
「中学生にスマホは必要?いらない?」の判断に少しでも参考になれば幸いです。
~ 目次 ~
中学生のスマホ所持率は?
あくまで関東1都6県の中学生のお子さんを持つご家庭を対象とした結果ですが、
「約63%」
半数以上がスマホを持っているんですね。
対し、スマホ以外のケータイを持っている子は、なんとたったの「2%」。
圧倒的にスマホ率が高いんです。
中学生がよく利用しているサービスは?
ガラケーなどのケータイでなく「スマホがいい!」の理由は、利用できるサービスが違うから。
中学生がスマホを欲しがる理由NO.1は「LINE」。
次いで、以下のようになっています。
-
2位: 動画視聴
3位: 音楽視聴
4位: 情報検索
5位: ゲーム
パソコンでできることが、何でも手元の小さな機械(スマホ)でできちゃう、みたいな感じ。
(*´▽`*) 一日中スマホいじってても飽きないっす!
中学生ですからね。
年齢的にも、自分をセーブすることができません。
ほっとくと、本当にスマホ漬けになってしまいます。
また「ネット世界」についての知識もほぼなし。
これではトラブルなど、スマホを使うことによる諸々のリスクが降りかかるのも当然……というか、回避できたら奇跡です。
保護者の方の不安
-
① スマホ・ネット依存症になってしまうこと
-
② 学校の成績が落ちてしまうこと
-
③ 視力の低下など、健康に悪影響が出ること
-
④ SNSでの友だちとのトラブル
-
⑤ SNSで知らない人と知り合ったり、実際に会うことによりトラブルに巻き込まれること
-
⑥ 個人情報の流出 などなど
(;゚Д゚) 自由に使ってたら、確実にこうなるような気がしてきたっす……
……自由って怖い……
保護者の方の不安は、お子さんにスマホを与えっぱなしだと、120%的中してしまいます。
お子さんを守るために保護者の方ができること(すべきこと)
ザックリ言ってしまうと、
- スマホの機能に制限をかけること
- 家族の「スマホルール」を作ること
スマホ機能に制限をかける
先ほど書きました通り、大手キャリアのスマホには「フィルタリングなどの管理機能」が充実しています。
お子さんに見てほしくないアダルトサイトや、出会い系サイト、暴力や犯罪などエグいサイトなどへのアクセスができないような機能ですね。
購入時に、
「このスマホを使うのは『中学生の子ども』です」
などとショップで伝え、店員さんと相談しつつ設定してもらえばOK。
手間もかからず、楽ちんです。
ただし、その代わり端末の料金は高くなります。
だいたい月々5,000円以上は覚悟。
一方「格安スマホ」と呼ばれる端末の場合、この機能がついていないものがほとんどです。
フィルタリングや、機能制限をかけるには、自分でアプリをダウンロードし、設定する必要が出てきます。
その分、金額的には2,000円程度と、かなり安め。
また、最近ではお子さんが持つことを前提とした「子ども向け格安スマホ」も登場しています。
「TONE」とかですね。
これらは、安価(1,000円台のものも)なうえ、機能制限やアプリ等の管理もできるようになっています。
スマホと一口に言っても、管理・制限機能にはそれぞれ違いがありますので、ご購入の際にはこうした部分にも注意が必要。
いずれにしても、フィルタリングは絶対に活用していただきたいサービスです。
フィルタリングには3種類あり、
-
1. 携帯電話回線を利用するときのフィルタリング
2. Wi-Fi(無線LAN)を利用するときのフィルタリング
3. アプリにかけるフィルタリング
アプリにかけるフィルタリングというのは、
- 設定した時間・曜日以外にアプリが起動しなくなる
→ アプリの利用制限 - LINEなど、ネットを利用できる時間を保護者が設定
→ ネットの利用制限 - 設定した時間以外にはスマホ自体が利用できなくなる
→ スマホ自体の利用制限
スマホばかりいじって、「勉強をおろそかにしてしまう」や「スマホ依存」を強制的に回避させてしまう方法です。
確実なんですが、
(; ̄Д ̄) なんかすっごい感じ悪いっす……これだから大人って……
反抗期のお子さんじゃなくても、ちょっとイラっとしますよね……
スマホルールを作る
「これだから大人って……」と思われないためにも大事になってくるのが、購入前に作る「家族のスマホルール」です。
保護者の方が勝手に決めて、
「このルール守れないなら買ってあげないからね!」
とかいうのはダメ。
押し付けられたルールには反発しかしたくなくなるのが中学生の特徴です。
- どうしてスマホが欲しいのか
- スマホで何がしたいのか
( ̄― ̄) 寝る間も惜しんでスマホ技術を磨くのが目的っす!
……のようなムチャなことを言い出したら、ちゃんとダメ出ししてくださいね。
ポイントは、
- このスマホの料金を払っているのは私たち(ご両親)であること
→ 使うのはお子さん本人でも、名義は親。いわば貸し出しているようなものです - なぜ好き勝手に使ってはいけないのか
→ スマホやネットの世界には危険がたくさん待ち受けているから
→ スマホやネットは、使っているとついつい夢中になってしまうものだから
(睡眠不足など健康に悪影響が出たり、依存症になる可能性がある)
➡ ルールはこうしたリスクからアナタを守るために必要なもの
特にネット利用時のリスクに関しては、ちょっと怯えるくらい危機感を持ってもらった方が安心なんです。
保護者の方にも課題はある!!
「ネットやスマホに関しての知識を、お子さんに教えられる程度には身に着けておくこと」
保護者の方がスマホについてもネット世界についても「チンプンカンプン」だと、お子さんにその怖さを教えてあげようがありません。
「そういう系苦手……」と思う方もいるかと思います。
でも、自分ではスマホについて学ばず、お子さんにだけスマホを与える、というのは危険すぎ。
持たせない方がいいです。
というか、持たせちゃホントにダメです。
持たせるなら、ここだけは何とかクリアしておいてください。
そして、
「親子のコミュニケーションを積極的にとること」
これも大事です。
どれだけ知識を持っていても、親子の仲があまりよろしくない場合には、お子さんは聞く耳を持ってくれません。
また、いざスマホを所持したとき、
- どんな相手とやり取りをしているのか
- 何か困ったことは起きていないか
- 利用状況はどうなっているのか
こうしたことがわからないだけではなく、お子さんはスマホにどっぷり漬かりやすくなってしまうんです。
で、ますます親子間のコミュニケーションが少なくなる。
スマホは親子の溝を深めるツールでしかなくなってしまいます。
そして、先ほど出てきた保護者の方が不安に思っている「スマホのリスク」に繋がっていくことに。
それは絶対に避けたい……
ということで、ここでサクッとお子さんを守るポイントをまとめてしまいますね。
[box03 title=”要点・まとめ”]
-
【購入前にすること】
- スマホやネットに関する知識を、お子さんに教えられる程度には身に着けておく
→ その知識をもとに、お子さんにスマホ・ネットの危険性を教える
→ 危険を回避するためにも「利用のルール」が必要であることを理解してもらう
→ なぜ個人情報を守らなければいけないのか、その必要性を教える
→ 「なぜスマホが欲しいのか」「何の目的に使いたいのか」などを聞き、お子さんと一緒に安全に使用するためのルールを考えていく(ルール作り)
→ ルールを破った時は「スマホ没収」など、「ルールを守れなかった時のルール」も決めておく - フィルタリング等、スマホに管理・制限機能をつける
→ 大手キャリアのスマホの場合は、購入時、ショップで設定することが可能
→ 格安スマホの場合には、購入後、管理・制限用のアプリ等をダウンロードし、保護者の方が設定していく必要あり
→ 管理・制限機能が充実している「子ども向け格安スマホ」の選択肢もあり - セキュリティソフトを入れる
→ ネットにつながるので、パソコン同様ウイルス対策は必須 - 家族のスマホルールは、定期的に見直し、守られていない場合には「ルールを破った時のルール」発動
→ スマホのチェックをされることを嫌がるお子さんは多いです
→ ルールを作るときに「定期的にチェックする」もルール化してしまいましょう
→ ルールなので、お子さんも抵抗なくチェックさせてくれるようになります
➡ ルールを後から追加するのは、ほぼムリだと思っておいた方がいいです(お子さんの猛反発にあいます)
➡ ルール作りや管理・制限機能をスムーズにつけるためには「親子間のコミュニケーション」が良好であることも条件の一つになります
【購入時・購入後にすること】
だいたいこんな感じなんですが、もう少し具体的に、
「スマホ・ネットの危険性と、回避するためのルール・管理」
についても、みていってみます。
「ネット・スマホ依存症」にならないためには?
先ほど挙げました通り、中学生がよく利用するサービスは、どれものめり込みやすいものばかり。
「利用時間に関するルール」を作っておいてください。
- スマホを使えるのは「1日〇時間まで」(1日の利用時間が1時間未満の中学生は約46%)
- 使える時間帯を決める(〇時~〇時まで)
- 「夜〇時以降」は禁止(夜8時から10時が一般的な中学生時間のようです)
- 「○○をしているとき(食事や勉強の時間など)」は利用禁止
- 自分の部屋には持ち込まない(時間というより、利用場所のルールですが……)
お子さんの性格やスマホの利用目的等に合わせて、それぞれのご家庭で話し合ってみてください。
ルールを守りやすいよう、スマホの管理機能を活用するのもありです。
お子さんがしっかりしていて、あえて強制的に制限をかけなくてもルールを守れそうなら、信用して機能制限はつけないのもあり。
どちらの場合も定期的に「チェックルール」は起動させてください。
スマホ依存は本当に怖いんです。
スマホに触れない状況になると、イライラしたり不安になったり。
最悪「使わせろ!!」と家庭内暴力にまで発展することもあるんです。
今、スマホ依存症専門の外来も増えてますよね。
そこに訪れる7割以上が10代前半から後半のお子さんたちです。
本人も気づかないうちにいつの間にか、というケースがほとんどなので、利用時間に関しては、保護者の方も注意してあげてくださいね。
また、利用サービスNO.1の「LINE」ですが、こちらはスマホではなく「SNS依存症」に陥りやすい。
友だちといつでも繋がれる気軽さ、便利さがある反面、
(;゚Д゚) 早く返事書かないと、仲間外れにされちゃう!!
常にチェックしていないと気になって仕方がなくなってしまうんです。
ですが、ここで「利用時間のルール」があれば、
(・へ・) うちのルールで、この時間帯じゃないとLINE使えないことになってるから……返事書けないけど、ごめん
友だちに先に伝えておくこともできます。
「スマホが使えない」状況に慣れることで、依存から遠ざかることにも。
スマホ以外のことに有意義に時間を使えるので、
「成績が落ちる」
こともなくな……少なくともスマホが原因で成績が落ちることはなくなります。
「視力の低下」
「スマホによる睡眠不足」
も避けられる。
家族で決めたルールと、管理・制限機能を上手に活用し、お子さんを守ってあげてくださいね。
「SNSでのトラブル」に巻き込まれないためには?
まずは「フィルタリング機能」を使って有害サイトにアクセスできないようにしてください。
でも、こうした「機能頼り」だけではトラブルは完全には排除できないんです。
そこで、
「保護者の方のスマホ・ネットについての知識」
を駆使して、
- お子さん自身にスマホやネットは「使い方を間違えると、とんでもなく怖いもの」という危機感を持ってもらう
- ネットの世界にはリアルとは違う独自のルールがあること
→ 何も知らずにSNSを利用していると、個人が特定されてしまうなどのトラブルに巻き込まれる可能性もある - 文字でのやり取りは直接会って話をするのとは違うこと
→ 誤解が生じやすく、相手を傷つけやすい - ネットの情報がすべて正しいわけではない などなど
➡ 利用時のマナーを教えてあげるとともに、危険を回避できる知識も身に着けられるようにフォローしていく
そして、その基盤になるのが「保護者の方のスマホ・ネット知識」なんです。
一般的な「家族のルール」をご紹介!
-
【利用時間のルール】
- 自分の部屋には持ち込まない(普段はリビングや玄関など、決められた場所に置いておく)
- 持ち込みたい場合には保護者の許可を取る
- ID、パスワードの管理は保護者が担当
- 家族で話し合って決めたサイトにしかアクセスしない
- アプリも決められたのものみ使用
- どうしても使いたいアプリ、アクセスしたいサイトがある場合には保護者の許可を取ること
- ゲームの課金は禁止(または○○円までのように上限を決めておく)
- 顔写真や住所、学校名など、個人を特定される可能性のある投稿は絶対にしないこと
- SNSで知り合った相手と、実際に会うのは禁止
- 人を傷つけるようなメッセージを送ったり、書き込んだりしないこと
- 家族のルールを友だちにも伝えておくこと(返信のできない時間帯があるなど)
- SNSはLINEだけ
- フィルタリング機能を勝手に外さない(ネットで検索すると、外し方も調べることができます)
- 歩きスマホ・チャリスマホ禁止
- 外で使うときにはマナーを守ること
- スマホでの会話ばかりではなく、友だちや家族とのリアルな会話も大切にすること
- 保護者からの電話・メッセージには必ず応答すること
- 何か困ったことがあったら、すぐに相談すること
- ルールを守れなかった場合には、スマホを没収
さっき書いたので割愛
【利用場所のルール】
【アプリやサイトに関してのルール】
【SNS利用時のルール】
【その他のルール】
それぞれのご家庭で、お子さまの年齢や性格、スマホの利用目的などに合ったルールを話し合ってみてくださいね。
ルールを作っている中学生のお子さんを持つご家庭の割合は?
小中高の中でも一番多く、なんと、
「約70%」
ものご家庭で「スマホルール」は作られています。
ルールを破った時の約束も作っているご家庭の率
こちらも中学生のお子さんを持つご家庭が最多で、
「約66%」
スマホデビューのタイミングが中学校入学時、というケースが多いため、やはり初めが肝心なんですね。
そのルール、守られてる?
中学生、偉いです!!
「82%」
がちゃんと守ってます!
(※ 「守っている」+「だいたい守っている」を合わせた数値です)
「機能制限がかけられているから(守らざるを得ない……)」
のパターンもあれば、
「約束を守らないとスマホを取り上げられちゃうから」
もあり。
中には、
「ルールなんだから守るのは当然!」
という、将来政治家とかになってほしくなるような中学生の意見もありました。
終わりに……
家族のスマホルールは作りましょう。
安全に賢くスマホを使いこなす能力は、今後絶対に必要になってくるもの。
上記の通り、ルールを作っている割合も守られている割合も、中学生のお子さんがいるご家庭が最多です。
小学生のうちはまだ多くのお子さんがキッズケータイなど、スマホほど危険度のない端末を利用しているため、ルールはそれほど厳しくなくても大丈夫。
でも高校生にもなればほとんどのお子さんがスマホを利用し始めます。
それなのに、ルールを作ったり守ったりの率は中学生に比べ、グンッと下がるんです。
( 一一) ってことは、トラブルに巻き込まれる率がグンッと上がる……とか?
アタリ。
SNSで知り合った相手によってトラブルに巻き込まれる被害者(特に性犯罪の被害者)の半数以上は高校生です。
中学生になったらスマホを持たせるべきだ、とは言いませんが、ルールを作り、スマホやネットの怖さから身を守る術を教えてあげられるなら、
「中学生がスマホを持っていても問題なし」
ではあるんです。
中学生にスマホが必要か? の答えは、それぞれのご家庭によりさまざま。
ですが、
「ルールなしにスマホを持たせるのは危険すぎる」
これだけは事実ですので、スマホデビューをご検討の際には、セットで「家族のルール」も作り、お子さんを守ってあげてくださいね。
(=゚ω゚)ノ よろしくお願いしますなのです!
ではでは<(_ _)>
最後までおつき合いいただき ありがとうございました。
気軽にサクッとコメントなんかを残してくれると、わたしが泣いてよろこびます!
ぜひぜひ、よろしくです♪ (σ・∀・)σゲッツ!!
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