中学生のバイト事情!新聞配達のお給料はどれくらい?

(=゚ω゚)ノ  中学生でも新聞配達のバイトならできるってホントっすか?!

できないことも、ないこともないです!


( 一一)  ……どっち?

……できなくは、ない。


新聞配達
中学生のバイト事情はなかなか複雑なんです。

本来ならバイトは禁止。


でも、どうしてもバイトをしなくてはいけない事情がある場合に限り、いくつかの条件をクリアすれば、一定の範囲内で働くことはできるようになります。


もう、この時点で結構面倒くさい。


そしてそのバイト先として、ほぼ唯一といってもいいのが「新聞配達」です。

コンビニとかはダメ。
工場とかで働くのもダメ。



( ̄▽ ̄)  新聞配達で全然OKっす!
じゃんじゃん稼いで、中学校生活をリッチに送るっすよ!


……というのもダメ。
というかムリ。


だから、いろいろ複雑なんですって……



── というわけで「中学生のバイト事情」。

唯一のバイト先、新聞配達でもらえるお給料についてのご紹介です。


バイトをするために必要になってくるものなどについても軽く触れていきますので、よかったら参考にしてみてください。

それではさっそくいってみましょう!


~ 目次 ~

一般的な新聞配達の給料相場は?

新聞配達のお給料や待遇は、配る地域や販売店によって、全く違ってきます。


なのであくまで「相場」なんですが、社員さんではなくアルバイトのお給料は、


  • 朝刊だけ配る: 月4万円~7万円くらい
  • 夕刊だけ配る: 月2万円~5万円くらい
  • どちらも配る: 月6万円~12万円くらい
  • → 朝刊だけ・夕刊だけ・どちらもを受け持つ配達員さん(社員ではなくバイト)すべてを含めた年収の平均はだいたい「108万円」程度
お給料の計算に使われているのも、


  • 時給制
  • 部数制
  • 時給・部数ミックス型
など、販売店によってそれぞれ。


現在は、配った新聞の部数に対してお給料が支払われれる「部数制」を採用している販売店のほうが多いようです。


上の相場はだいたい200部くらいを担当した場合のもの。


夕刊だけを配るよりも朝刊だけを配ったほうがお給料が高いのは、新聞に挟まっているチラシの有無による差です。


チラシが入るのは朝刊だけ。

その分、重いんです。

分厚いし、配るのもそれだけ大変なんですね。


それぞれ月ごとに配達の単価が決められていて、


  • 朝刊: 200円~350円
  • 夕刊: 100円~250円
というのが目安。
(この金額も地域や販売店によって違います)


大変だから朝刊のほうが単価が高い。

夕刊の配達単価は朝刊のだいたい7割から5割の金額になるのが一般的です。


例えば1部につき300円支払われる朝刊を200軒分配ったら、


「300円 × 200軒分」=60,000円

これがひと月のお給料。


1部200円の夕刊を200軒分なら、


「200円 × 200軒分」=40,000円

どちらも配れば100,000円のお給料が支払われるシステムです。


配る部数と、配達単価によって、ずいぶん給料にも差が出てきます。

たくさん配れば、お給料は上がりますが、少なければ減ります(当たり前ですが……)。


月給ではなく「日給」で計算される場合もあります。


1部の単価が300円なら、それを30日(1ヶ月)で割った「10円」に、担当している部数と働いた日数を掛けて計算していきます。


「10円 × 200部 × 20日間」=40,000円

こんな感じ。


はじめはあまり多く配れません。


バイクを使うか自転車で配るかによっても、配達できる部数に差は出てきてしまいます。
(中学生の場合、バイクは使えないので自転車での配達です)


本当に50部くらいからスタート、ということも珍しいことじゃないです。


でも部数制の場合、配達する家は毎回同じ(旅行などで一時的に配達をストップしている家もあるので、そこだけはチェック)。

だいたい3ヶ月もすれば慣れてくるそうなので、それまでは試練だと思うしかない……

慣れれば少しずつ担当する部数も増やしてくれるはずです。



(*´з`)  配達する家同士が固まってたり、マンションだったりしたら楽っすね ♪


ですね。
1軒1軒が離れていたり、バリバリの坂道とかを通らなきゃならない区域の担当だと大変。


なので、


「配りやすい」=「その分たくさん配達できる」

配達が楽な区域では、1部あたりの単価が低く設定されていることも多いようです。



(;´Д`)  ……


働く販売店がこうした(単価の低い)区域であり、さらに担当する部数が少ないと、



Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン 今月のお給料、7,500円っす………
(単価150円の新聞を50軒分担当………)


なんてこともあり。
普通にあり。


どういった計算方法が採用されていて、単価がいくらなのか、といったことは、販売店によって違っているので、はじめに確認しておくと安心ですね。



さてさて、これが新聞配達のバイトでもらえる一般的なお給料の相場です。



((o(´∀`)o))ワクワク  頑張れば、案外いいお小遣い稼ぎになるっすね!


……無念………
ならない……


中学生の場合、ここまでガッツリ稼ぐことはできません。



(。´・ω・)?  なんで? 給料も「中学生料金」とかになっちゃうんすか?


というより、バイトするための条件や働ける時間帯などに、いくつもの条件が付くからなんです。


ここで、軽く新聞配達員さんの1日の流れを見てみましょう。


新聞配達員さんの1日

    ☆朝刊

  • AM2:30 ~ → 担当する新聞にチラシをはさむ作業 → 終わった人から配達スタート
    (※ チラシを挟むなど、配達以外の仕事は社員さんが担当している販売店もあり。
    その場合は2:50ごろに出勤して、その後すぐに配達になります)
  • AM5:30ごろ → 配達終了

  • ☆夕刊

  • PM3:00 → 出勤(夕刊にはチラシがないので)・配達スタート
  • ~PM5:00ごろ → 配達完了
(,,゚Д゚)  朝2:30!!!


スーパー早起き……
6時前にはもう、配達終わってるんですね。


担当している部数にもよりますが、慣れてくるとだいたい、


  • 朝刊: 3時間
  • 夕刊: 2時間
くらいで配り終わるそう。


日曜日は朝刊のみ。

夕刊はありません。


休刊日は月1回。

その日は朝刊も夕刊も配達はなしです。


普通のバイトに比べると、拘束時間はメチャメチャ少ない。 

なので時給に直すと、そこそこいいんです。


多くの販売店では部数制を採用しているようですが、時給制の場合の相場は「1,000円~1,500円」くらいだそうです。

なかなか高い。
(※ 部数制よりも高く設定されていることが多い)



……というのが、一般的な新聞配達員さん(アルバイト)のお給料事情と1日の流れです。


これが中学生のバイトになるとどう変わってくるのか?



(゚A゚;)ゴクリ  ……


続いてみていってみましょう。


中学生にはいろんな条件がつく!

中学生
中学生は、


「深夜の時間帯は働けません!!」

で、この「深夜」に当たるのが、


「夜の8時から翌日の朝5時まで」


なので、5時台にはほとんど配達が終わっている朝刊の配達ができないんです。

できるのは夕刊のみ。



(;゚Д゚)  単価の低いほうだけっすか!?


はい。
だけっす。


高校生になれば、この「深夜時間帯」が「夜10時から」になりますが「朝5時まで」の部分は変わらないので、やっぱり朝刊はムリ。

これはもう、しょうがないです。


そしてもう一つ。


  • 1日に働ける時間 → 修学時間と合わせて7時間が最大
    (※ 1週間での最大は40時間)
( ・ั﹏・ั)  修学時間と合わせて、ってどゆことっすか?


そのまんまの意味です。



「学校で勉強している時間(修学時間)」+「バイトの時間」= 7時間



月・火・木・金の6限目(6時間目)まである日なら、その日の修学時間は、



「50分授業 × 6」= 300分 = 5時間



バイトに当てられるのは、残り2時間です。


中学生の仕事は「学校で勉強すること」。

なので、その本業に差し障りのない範囲でしか働くことができないんです。


  • 義務教育期間であること
  • 未熟な部分が多いこと
  • 学校の勉強を優先させる時期であること
法律では、こうした理由から、中学生が働くことに対して、いろいろなルールや制限をつけています。

これは悪い大人にだまされないように、中学生を法律で守るためでもあるんです。


残業をさせてはいけないとか。

少なくとも週に1日はお休みさせるとか。


はじめに書いたとおり、本当なら中学生のバイトは禁止。


どうしても働かなくてはならない事情がある場合のみ「例外」としてバイトは許可されます。

それでも、大人と同じ条件で働くことができないことを、まずは知っておいてくださいね。


中学生がバイトをするには?

    ☆原則

  • 中学校在学中のバイトは禁止
    (不登校などで学校に行っていなくても同じ)

  • ☆例外

  • 児童(中学生以下のこと)を働かせることを禁止されている業種ではないこと
  • 児童の健康面・福祉面に害がない仕事であること
  • その中でも負担の少ない仕事であること
  • → これをクリアしているバイト先なら、満13歳以上の児童を例外として働くことが認められる
そして、この条件をすべてクリアできるのが「新聞配達」です。
(※ この他「子役」も例外の一つ)


ただ、バイトしたいからといって、誰もが簡単に「例外」扱いされることはありません。


例外として認めてもらうためにはたくさんの許可も必要。


  • 「学校の勉強に差し支えない」という校長先生の許可書
  • 労働基準監督署長がそれを認めた許可書
  • 親権者(保護者など)の同意
これがなかなか、難しい。

簡単には許可が下りません。


それに加えて、さっき出てきた働くことに対するたくさんの厳しい条件やルールもある。


単にお小遣いが足りない、なんかの理由では絶対に認めてもらえません。


保護者の方が働けなくなってしまった、など、お家の事情でどうしても働かなくてはならない場合以外では、ほぼムリ。

校長先生も署長さんも許可を出してくれません。


超絶狭き門なんです。



(´-﹏-`;)  でも、どうしても働かなくっちゃならないっす……


許可された場合には、中学生でも雇ってくれる新聞販売店を探すことからスタートです。

アルバイト雑誌などではほとんど募集がないと思います。
(高校生を募集している販売店さえ少ないのが現状です)


また、今はニュースもネットで見られる時代。

新聞をとっている人(というか世帯)自体がどんどん減ってきているんです。

新聞配達員さんの需要も減ってきてしまっています。


さらに言ってしまえば、販売店が雇いたいのは高校生やそれ以上の大人。

戦力として中学生よりも使える人たちです。

シビアだけど、これもしょうがない。


働かせてくれるところを見つけるのも大変だと思います。

近くの販売店に直接行くか電話して聞くのが一番手っ取り早いですよ。


学校が終わる時間と、夕刊の配達時間との問題もあります。

午後3時ぐらいから配達をスタートする販売店がほとんどなので、時間的にはギリギリかも。


ここらへんも販売店の方と相談してみてください。


OKしてもらえたら、


  • 校長先生の許可書
  • 親権者の同意書
  • 年齢が確認できる書類(住民票や戸籍証明書など)
をバイト先の販売店に提出してください。



(*´∀`)  いい販売店さんとの出会いがありますように! ファイトっす!


中学生の新聞配達! お給料はどのくらいもらえる?

お給料
中学生が配達できるのは夕刊。



( ̄▽ ̄)  1部の相場はだいたい100円から250円っす!


この金額は販売店次第ですね。


担当する部数もはじめは多くても100部くらいかと思います。


なので、単価250円なら、


「250円 × 100部」= 25,000円


単価100円なら、


「100円 ×100部」= 10,000円


単純に計算すれば月々のお給料はこのくらい。


時給制の場合、相場は「1,000円から1,500円」。

最大労働時間は7時間。

6時限目まである日を基準とすると、バイトできるのは2時間。


フルに働けたとして、1日「2,000円」から「3,000円」です。

週に1日のお休みと夕刊のない日曜日を1週間から引いて、


「2,000円(または3,000円)」× 5日間(7日間 ― 2日間 )= 10,000円(または15,000円)


これが1週間のお給料。


「× 4」で1か月とすると40,000円(または60,000円)。


時給制のほうが高い。
(※ あくまで傾向。販売店によっても変わってくる)


ただし、時給制での仕事は結構大変。


「このエリアを2時間で配ってね」


みたいな感じで担当地域と、配達時間の目安が決められています。
(※ 担当エリアが複数の場合もあり)


慣れていなかったり部数が多い場合には、決められた時間内に配り終わらないことも多いんです。


それでも配達しないわけにはいかないので、ひたすら配る。

で、仮に3時間かかっても4時間かかっても(これはかかりすぎ)、給料計算では「2時間分」としてカウントされてしまいます。



ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ  いそげ~っ! いそげ~っ!  ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ  


慣れちゃえば楽勝なのかもしれませんが、はじめのうちはキツイです。


また、給料のほかに皆勤手当がついたりする販売店もあったりもします。


でも、さっきからしつこいくらいに書いてしまって申し訳ないんですが、こうした待遇や給料については、


「本当に販売店によって全然違ってくる」

なので、ここはもう、運です。

もしくは少しでも待遇のいい販売店を探すしかない。


学校や役所に相談すると、優良な販売店を紹介してくれることもあります。

こうしたサポートを受けることも視野に入れておくといいかもしれません。



新聞配達は体力勝負です。

風邪などをひいて、仲間の配達員さんに迷惑をかけないように気をつけてくださいね。

休んでしまうと、あなたの担当している区域の配達がほかの人たちにかぶさってきます。


学校の行事などで配達をお休みしたいときには、早めに伝えておきましょう。
今日言って明日休む、とか、ダメ。



時間も厳守。

遅刻は厳禁。

新聞が配達されるのを待っている人がいます。


スタートが遅れると、届けるのも遅くなってしまいます。


あんまり遅くなるとクレームの電話もかかってきますよ。

怒ってる人は怖いです。


責任感とプライドを持って、新聞配達の仕事をやりきってくださいね!

がんばれ!!


終わりに………

新聞配達
中学生の新聞配達は、たくさんは稼げません。


しかも50部とか100部とかでも、新聞ってかなり重いんです。

坂道もあります。

雨の日や寒い日・暑い日、厳しい天候のときにも休めません。


ついでに、本来バイト禁止のところ例外として働いているのでいろいろな縛りまであります。


例外として認められる条件の一つに「負担の少ない仕事」というのがありますが、新聞配達、実は言うほど楽じゃないんです。


でも、バイト仲間ができたり、地域の人たちに応援されたり、学校生活だけではなかなか得ることのできない経験はできる。


体力的にも精神的にも中学生にとってハードな仕事をやり遂げた経験は、必ず将来役に立ってくれます。


実は今、書きながらものすごく応援しているんですが……たぶん伝わってないですよね……



(;・∀・)  え?! あの数時間に及ぶ祈りの儀式が伝わってない……?


儀式はしてない……


でも、お小遣いがもっとほしい! とかではなく、本当に働く必要があって新聞配達をする中学生の皆さんには本当にがんばってほしいです。

がんばって、としか言えないのですが ── がんばってくださいね!!!




ではでは<(_ _)>
最後まで読んでいただきありがとうございました。



気軽にサクッとコメントなんかを残してくれると、わたしが泣いてよろこびます!
ぜひぜひ、よろしくです♪ (σ・∀・)σゲッツ!!










コメント

タイトルとURLをコピーしました