【男子閲覧禁止】バレンタインデーを女子が本音でぶっちゃけてみた☆

• 片子ちゃん：　片思い女子


• らぶみちゃん：　つき合いたて女子


• 長子ちゃん：　つき合って長い彼氏のいる女子


• 友子ちゃん：　気になる男子がいない女子（でもイベント大好き！　友だちも多い）


• 佐和子ちゃん：　気になる男子がいない女子（イベントはそれほど……　友だちは多い）

片子：「ドキドキの日～！　もう1か月くらい前からいろいろ準備してます」

らぶみ：「あたしも～！　今回は手作りに挑戦するんだ～」

片子：「手作りいいね！　なに作るの？」

らぶみ：「トリュフ、ふふふ」

片子：「すごい！　気合入ってるー」

らぶみ：「だって、今年のバレンタインがつき合って1年の記念日なんだもん♡」

長子:「１年目か～。今が一番ラブラブなときじゃない？」

らぶみ：「これからもずっとラブラブだよ！」

長子: 3年もたってみ……バレンタインのチョコなんて、なんかもういまさらって感じになるから」

らぶみ：「……」

友子：「まぁまぁ。でもさ、デパートとか行くと盛り上がらない？　
すごいいろんなチョコが並んでるじゃん！　あたしあれ見てるだけでなんか幸せ～」

佐和子：「そう？　女子ってホント、イベント好きよね……」

片・らぶ・長・友：「あんたも女子じゃん……」

• 片思い中
  
  →　バレンタインは好きな男子に勇気をもって自分の気持ちを伝える日！　緊張もするけど、カップルになれるかもしれないドキドキの一大イベント！


• つき合いたて
  
  　→　これからもずっとラブラブでいたいから！　彼を喜ばせようとがんばる日！


• つき合って数年目
  
  　→　バレンタイン？　はぁ、はるか昔にそんなイベントで盛り上がった記憶がうっすら……


• 渡す相手はいないけどイベントは大好き！
  
  　→　バレンタインはチョコを楽しむ日！　いろんなチョコとの出会いに期待！！　今年もマイチョコ・友チョコに力を入れるぞ！


• 渡す相手もいないし、イベントもそれほど好きじゃない
  
  　→　周りのみんなのはしゃいでる姿が、ほぼ謎。普通の日となにも変わらないのに……

友子：「バレンタインはイベントとして楽しいんだけどさ、義理チョコがね～。あれ、マジでお金のムダじゃない？」

佐和子：「うん。ムダ。買いに行く時間もムダ」

片子：「あたしは本命1本だよ！」

長子：「今年はできれば本命とかもナシにしたいよ……何度も言っちゃうけどさ、いまさら彼氏に愛の告白もないじゃん」

らぶみ：「だけど、バレンタインって、恋人たちが愛を確認する日なんでしょ？」

長子：「らしいね。だったらなおさら義理チョコ、必要なくない？」

片・らぶ・友・佐：「だよね～」

長子：「ま、本命は渡すけどさ、男子って、チョコとかスイーツとかのことって、もう全然わかってないじゃん。ほとんど無知じゃん。
あれ、けっこう腹立つんだよね」

片子：「どうゆうこと？」

長子：「いい？　片子もそうだと思うけど、片思い中とかつき合ったばっかのころとかは、気合入れてチョコ選ぶわけよ。ね。
雑誌とかネットとかで調べて、なんなら並んでまで買うわけ。
手作りなら、何度も作り直したりして。
で、渡すじゃん。
それを受け取った彼氏の反応が『バレンタインにチョコもらった』だけだったら、どうよ」

片・らぶ：「え？　なにがダメなの？」

長子：「そのチョコはね、ただの『バレンタインチョコ』じゃないの。
調べて、寒い中何時間も並んで、やっと手に入れた努力の結晶が織り込まれてるチョコなの」

らぶみ：「う、うん……」

長子：「彼にそのチョコとそこらで売ってるラッピングだけバレンタインっぽいチョコとの違いがわかると思う？　わかるわけないんだって。
だって男子でチョコとか甘いものに詳しいヤツなんてほとんどいないよ。
それなのに、この努力……。
あんたたちにもいつかそのむなしさに気づくときがくるから……」

片・らぶ：「怖いこと言わないでよ……」

長子：「現実を見つめなさい！」

片・らぶ：「（ひぃ！）」

友子：「だからだから！　
違いのわからない男子に、じゃなくて、ちゃんとわかってくれる女子への友チョコとか自分用にマイチョコ買ったほうが絶対いいんだって！」

佐和子：「自分用なら、別にバレンタインじゃなくても買えるじゃない。
友チョコじゃなくても、女子は基本甘いもの好きだから、いつあげても喜ばれると思うけど」

友子：「違うんだって！　バレンタインになると、限定商品とかが出るわけ。そういうの、この時期以外、ないから！」

佐和子：「ま、楽しきゃいいんじゃない？」

佐和子：「あんた、今年も友チョコ、大量に配るつもり？」

友子：「うん！　バレンタインの楽しみのひとつだよ～」

佐和子：「いいんだけどさ、あたし、友チョコにそんなに気合入れないからね」

友子：「知ってる……佐和子のクオリティ、去年確認済み」

佐和子：「かわいくておいしくて、ラッピングもおしゃれで……って、これいくつ用意しなきゃなんないのよ？！　って毎年思うわ。マジで」

片子：「（佐和子……ド正直……）」

佐和子：「つき合いもあるからさ、みんながんばってるけど。
みんながみんな友子みたいに友チョコに情熱燃やしてるわけじゃないってことを、今ここで『友チョコ、めんどくさー』と思ってるみんなを代表して、宣言しとくわ！」

片子：「（これ、佐和子以外が言ったら、エライことになるわ……）」

友子：「だから、怖いって、佐和子……」

片子：「ねぇ、長子って、本命チョコ渡すとき、緊張したりしなかった？」

長子：「それ以前だね。渡そうと思って張り切ってたのに、アイツ、まさかの風邪で休み……」

友子：「ぶほっ（吹いた！）」

片子：「……それはそれは……」

らぶみ：「あたし、去年は渡せたけど、その前のバレンタインのときは渡せなかったなぁ」

片子：「らぶみの彼氏も風邪？」

らぶみ：「じゃなくて、友だちとして仲良かったし、今の関係がおかしくなっちゃうのもイヤだったし……
しかも断られたらどうしようとか考えたら怖くてダメだった。家で泣きながらそのチョコ食べたよ。
すごい後悔したから、去年は勇気出してチョコ渡したんだ～」

片子：「そっか。実はあたしも去年渡せなかったの。らぶみと一緒で勇気が出なくて」

らぶみ：「今年はがんばんなよ。好きだからこそ渡せなかった、なんてこと相手には1ミリも伝わらないんだから」

片子：「ありがと……がんばるよ！」

友子：「ぶはっくしょん！（くしゃみ・わざとじゃない）」

片子：「らぶみは去年チョコ渡すとき、告白した？」

らぶみ：「しないよ～！　するわけないよ～」

らぶみ：「だって、告白は男子からしてほしいじゃん」

友子：「それはわかる！！　逆チョコとか憧れちゃうよね～」

佐和子：「友子でも、そういうの憧れるんだ」

友子：「そりゃそうだよ！　今は気になる男子がいないだけで、彼氏ほしくないってわけじゃないもん」

佐和子：「……ま、そうかも。あたしももしつき合うなら、男子からコクってほしいかな。
長子のときはどうだったの？」

長子：「家まで持ってって、渡して帰ろうとしたら、呼び止められてコクられた」

片・らぶ・友・佐：「！！！　　なにそれ！！　サイコーのパターンじゃん！！」

長子「……風邪で鼻声だったけどね」

佐和子：「あれは4年前のことだった……」

友子：「どうしたの！　佐和子！！」

佐和子：「いや、悲しい過去を思い出したもんだから……」

片・らぶ・長・友・「……」

佐和子：「当時小学生だったあたしは、好きな男子にチョコを渡そうとして、恥ずかしさから、ほかの男子にもオール・同じラッピングでチョコを配ったわけだ」

友子：「……で？」

佐和子：「まったく本命だって気づかれなかったのだよ……その男子にだけ、メッセージカード入れといたのに……」

友子：「わかりやすく義理チョコあげるとさ、ホワイトデー、お返しもらえない率高すぎだと思わない？」

佐和子：「義理チョコを贈ったとか、はるか昔すぎて覚えてない」

らぶみ：「(4年前か！)……でも、それ、あたしも思った」

片子：「今年は本命1本だけど、たしかにそうだよね。失礼じゃない？　いちおう義理チョコだって渡す相手選んでるのに」

佐和子：「そういうもんなんだね」

片子：「そうだよ～！　だって、嫌いな男子には義理チョコだってあげようと思わないもん」

佐和子：「そう、これも4年前のことだった……」

片子：「今度はなに？！」

佐和子：「さっき話したように、あたしは照れ隠しのために、多くの義理チョコに紛れさせて本命チョコを贈ったわけよ」

片子：「うん。だから気づいてもらえ……」

佐和子：「（ギロッ！）……ところが、おかしな勘違い男子が現れた」

片子：「うん……」

佐和子：「そいつが義理チョコを本命チョコと思い込み、ほとんどストーカーみたいにあたしの家の前をうろついたり……
小学生だったから事件とかにまではならなかったけど、すんごい気持ち悪かった……」

片子：「……佐和子、4年前にいろんなことやりつくしちゃったんだね……」

らぶみ：「バレンタインに告白しなくても、ホワイトデーのお返しでだいたい相手の気持ちってわかっちゃうよね」

友子：「それ、わかる！　気がない相手にはホントわかりやすいくらいテキトーなお返しか、お返し自体ナシか、じゃない？」

らぶみ：「そうそう。テキトーなの返ってきたら、脈ナシってことなんだよね」

片子：「片思い女子にとってはバレンタインだけじゃなくて、ホワイトデーまで気が抜けないってこと……？」

らぶみ：「バレンタインに逆告白とか逆チョコとかなければ、1か月後のお楽しみだよ……ふふふ」

片子：「なんかもう……泣きそうなんだけど……」

らぶ・長・友・佐：「ふふふ……」

友子：「ズバリ！　理想のバレンタインのシチュエーションは？」

長子：「渡して呼び止められて、相手から告白」

友子：「……よかったね。まんまじゃん」

らぶみ：「彼が帰るとき、駐輪場でチョコ渡すとか？　
で、恥ずかしそうにうつむくあたしの手をとって『うれしい。オレもずっとお前のこと好きだった……』かな。彼を見上げると、その後ろにゆっくりと沈む夕日があって……」

佐和子：「（おぉ！　駐輪場！　なんか萌えるではないの！！）」

片子：「放課後屋上に呼び出して渡すとか、普通のでいい。あんまりロマンチックだと、心臓、止まっちゃいそう。そういう友子は？」

友子：「気になる男子がいたらだけど……そいつとは友だちとして仲良くって、いつもみたいに一緒にじゃれあって帰ってて、別れ際に何気なくチョコ渡す、かな。
それで、家帰ったら彼からLINEがきて、コクられる、ってどう？」

佐和子：「……共通点は夕日……？　ま、朝っぱらから渡す女子ってあんまりいないか……」

長子：「！！　そう、夕日！　あたしのときも夕日出てた！！」